【パラサイト・シングル】
パラサイト・シングル(Parasite single, Parasitic single)は、「学卒後もなお親と同居し、
基礎的生活条件を親に依存している未婚者を言う」と定義されている。
(『パラサイト・シングルの時代』)。
単に「パラサイト」と呼ばれることもあり、「パラサイトする」などと動詞化して用いられることもある。
当時東京学芸大学助教授(現中央大学教授)である山田昌弘によって提唱された造語・概念で
あり、パラサイトは寄生虫、シングルは独身の意味である。
若者バッシングをするときに使用する言葉の一種としても知られている。
瀬名秀明の小説「パラサイト・イヴ」(1995年)によって既に世間に広まっていた「パラサイト」という
言葉を含んでいることから、急速に認知され広まった。
従来、女性では無職単身者は家事手伝いなどと呼ばれ、特に問題視されていなかった。
しかし、人口の高齢化に伴う相対的賃金労働者数の減少から税収不足が予測され、賃金労働に
従事していない家事手伝い(や専業主婦)は、納税していない生産年齢人口と見られるようになった。
これらの非納税群は、男女雇用機会均等法等の法律によって納税群への移行が促されることとなる。
また、少子化が生産年齢人口全体の減少に繋がるのみならず、消費者の減少、すなわち国内マー
ケットの縮小にも繋がるため、特に女性の非雇用者を賃金労働者とすることは、早急に対処しなくて
はならない政策課題となった。
他方、戦後の核家族化によって世帯数が増加し、それに伴って住宅産業が発展したが、住宅産業は
公共事業並みに経済への波及効果があることから、晩婚化で親との同居期間が長くなって世帯数増
の鈍化が起きることは不景気を助長すると考えられた。
このような政治・経済の面から、また早いうちにアパート暮らしをはじめる欧米の子の例を挙げる形で、
生産年齢に達した男女の親との同居は問題視され、また、それに呼応するように、ウーマンリブ世代
の発言力が高まり、女性の経済的自立を是とする意識が強まることになった。
以上のような社会的背景の下に「パラサイト・シングル」という言葉が生まれた。
<ウィキペディアより>
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★結婚カウンセラーのひと言★
パラサイト・シングルって、とにかく楽なのです。
炊事、洗濯、掃除などの家事はお母さんが全部やってくれるし、
生活費はかからないから自分のお給料は自由に使える・・
家族が一緒なので1人きりの寂しさもない・・
この生活習慣が身についていると、結婚したときの大変さや
不自由さを想像してしまうことでしょう。
だから、結婚しようという気にならないのかもしれません。
居心地のいい場所を捨ててまで、焦って結婚する必要性を感じ
ないのです。
「理想の相手が見つかるまでは、このままで」という状況ですね。
ただ、今は良いのですが、いつまでもご両親が元気でいる保証
はどこにもありません。
逆に今度はご両親の面倒を見なくてはならない日がくるかもしれ
ませんし、いづれは自分のことは全て自分でやらなければならな
いときが訪れるわけです。
1人きりになって初めて、もっと早く結婚して家庭を持っていれば
良かった・・と思うはずなんです。
そうならないように、ご両親も子どもの結婚を望むのはもちろん、
内心ではとても心配していると思います。
パラサイト・シングルに甘んじてみすみす結婚のタイミングを
逃さないように、今から婚活だけは進めておきましょうね。
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