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誰も教えてくれない、
結婚仲介、結婚相談所、結婚情報サービスの特徴と実態
最近は急速なパソコンの普及に伴って、様々な出会いの形が広がりました。代表的なのは出会い系サイトです。誰でも手軽に利用できるため、あっという間に拡大しました。
それに近い形でネット上で結婚相手を見つける、オンライン完結型結婚相談所も、物珍しさが手伝い話題になったりしています。
そして、大手結婚情報サービス会社から個人の小さな結婚相談所まで、独自のサービスを売り物にインターネット上を賑わせています。
このパソコンの普及により結婚相談所業界が広く一般に知れ渡り、認知度が上がってくると、まじめに結婚を考えている人達はネット上の情報を基に、真剣に結婚相談所、結婚情報サービス会社などを探し始めます。
が、ここで必ず悩みます。「こんなにいろいろなものがあるの？」「何がどう違うのだろう？」「みんな同じじゃないの？」、すでに頭は混乱しているはずです。
それならば、結婚相談所、結婚仲介、結婚情報サービス会社探しの基礎知識として、ここでその特徴と実態をシビアにお教えしましょう。
この業界は大きく分けて３つの業態に分類されます。その業者によって自らが使う呼称の定義はまちまちですが、一般的に考えられている３形態の特徴です。
なお、出会い系サイトは、まじめに結婚相手を探す手段としては、リスクが大きすぎますし、結婚相談業界の本質とはかけ離れていますので割愛します。 |
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１．結婚情報サービス（データマッチング型サービス）
結婚仲介、結婚相談所との大きな違いは、結婚相手を紹介するのではなく、結婚相手になる可能性がある独身者の情報（データー）を提供するのです。
つまり、１対１のお引き合わせによる紹介方法（お見合い）ではありません。
コンピュータがお互いの希望条件を合わせ、マッチした相手のプロフィールデーターを提供します。
初めから双方の希望条件が合致していますので、合理的な紹介方法です。
流れは、データーの提供を受けたら、データーに書かれている相手に交際の申し込みをします。しばらく相手の返事を待ち、相手がOKならば、自分でアプローチをすることになります。メールや電話でやりとりし、会う約束を取り付けるのです。
結婚相談所のようにスタッフが間に入り、直接出会う機会をつくってくれるわけではありませんので、一人の人と会うためには、それなりの時間と労力が必要となります。
簡単に言うと、毎月数名分のデーターをもらい、あとは自力で活動していくのです。
相手からOKをもらうのが大変な上、アプローチも成功させなければなりませんので、自分に自信のある人か前向きな性格で積極的な人、マイペース型の人には向いているシステムと言えます。
機械的なシステムをとることで、一人で活動できる仕組みになっているため、カウンセラーやアドバイザーによる積極的なサポートはほとんどありません。
しかし、最近ではデーター紹介では出会いの確実性が乏しいため、会期途中で挫折する人が多く、クレーム増加の原因にもなっていることから、この業界でもお見合いという方法が見直されはじめています。
すでにオプションとしてお見合いを設定するところもあるようです。
他には、会員情報誌による紹介やイベント、パーティがあり、特にパーティは開催数が多く、バラエティーに富んでいます。ツアーやスポーツなどのイベントもあり、趣向を凝らした内容で充実しています。
入会費用は、結婚相談所の商品が「成婚」という位置づけから、結婚が決まった時に成功報酬として、まとまった費用を支払うのに対して、結婚情報サービスは「情報提供」が商品のため、成婚料はありませんが、会期中のデーター提供に対する対価としての情報提供料や活動費、月会費などを入会時に全額支払わなければなりません。
ですから、出会いがあってもなくても、結婚できるできないは別問題として、最初に３０万〜６０万円の費用が必要になります。ただし、一括で支払うには費用がかなり高額なので、どこでもローン会社と提携しており、ほとんどの人はそのローン会社からお金を借り、ローンを組むことになります。一括払いが厳しい人には助かりますが、しかし、その場合は、会費の他に、ローンの金利が数万円〜数十万円更に加わりますので、金銭的に充分な余裕がなければ、毎月の支払いに苦労すると思われます。
大手の結婚情報サービス会社はどこも全国に営業拠点を設けており、会員数も一社あたり数万人規模にもなります。会社規模が大きいので基盤は安定していますが、その反面、大きな組織を維持するために膨大な運転資金を必要としており、必然的に利益追求に重点が置かれる傾向があります。
少しでも入会者数を増やすために行う営業方法が度々問題になるのもそのためです。
そして結婚相談所との大きな違いは、大々的に広告宣伝をしている関係で、知名度の高い会社が多く、結婚相談所よりオープンで明るいイメージがあり、一般的にも浸透している点です。
２．結婚相談所（仲人・お見合い型サービス）
結婚情報サービスのデーター紹介と違い、昔ながらの手づくりによる出会い（お見合い）にて結婚相手を直接紹介していきます。最近はインターネットを使って、お見合い相手を検索するシステムを導入するところも増えてきています。一度にたくさんの相手を選ぶことを可能にしています。
結婚相談所は、この業界では最も多く存在する形態ですが、そのほとんどが個人が運営する自営型で、法人形態として事業化しているところは全体の２割程度と思われます。
だいたいはネットワーク化された全国組織に加盟しているか、フランチャイズとして参加しているかのパターンをとっています。ただし、完全独立制をとっていますので、システムやサービスの内容、あるいは料金体系は様々で、結婚相談所の質にもかなりのバラつきがあります。
結婚相談所は比較的簡単に誰でも開業できるため、経験のない素人が興味本位や道楽、サイドビジネスとして安易に参入するケースもあり、結婚相談業に対する考え方、取り組み方、姿勢にも大きな違いが生じています。また、気軽に参入できると同時に簡単に閉鎖することも可能なので、結婚相談所への入会を考えた場合には、運営責任者の話しを直接聞き、仕事に対するスタンス、理念、熱意、取り組み方、経験値などを読み取り、任せて大丈夫かどうかを判断する必要があります。
特に個人運営の結婚相談所には大切なポイントとなります。
法人形態の大中規模の結婚相談所には、独自運営により他の相談所との連携をとらず、どこの組織にも属さない所があります。多くは、入会資格を高属性の方に限定していたり、一部の職業の方に特化したサービスを提供していたりとオリジナリティーがあるようです。
そのために、大手結婚情報サービス会社やネットワーク化された組織加盟の結婚相談所と比べ、会員数が少なく、紹介される人数にも制限があります。こういう結婚相談所への入会を考えた場合には、毎月の紹介人数、紹介方法、料金体系をしっかり確認し、自分に合っているかどうかを見極める必要があります。たまに、「入会前に聞いたことと違っていた」というケースもありますので最初が肝心です。
そして、結婚相談所の大きな特徴として、アットホーム、コミュニケーション重視、緻密なフォローというのがあり、自主的に活動するのではありませんので、温かみのあるサポートを求めている人、確実な出会いを求めている人にはお勧めです。
入会費用は、ほとんどは成功報酬制をとっており、初期費用は安く抑えられていて、お見合い料、成婚料などそれぞれの成果に応じて費用を支払うようになります。
しかし、結婚相談所によって、料金、料金の内訳、支払い方法などの料金形態はまちまちですし、利用するサービスコースによっても変わってくる場合があります。
そして注意したいのが、費用が安いという理由だけで入会すると、システムが自分に合わなかったり、サービスの質が悪かったり、相手の紹介が不十分だったりなどあとで後悔するようなケースもありえますので、単純に費用だけで判断せずに、いろいろな側面からトータル的に見て判断した方が賢明です。
結婚相談所の中には、心無い業者や悪徳といわれる業者が存在するのも事実です。時折、ニュースで問題になることもあります。信頼できる業者を探すのは大変ですが、最後は自分の目で確かめるしかありません。
３．オンライン完結型結婚紹介（インターネット型サービス）
最近増えているインターネット上で結婚相手を探すサービスですが、一般的にはトラブルや事件の多い出会い系サイトの同類ととられている傾向があり、いまひとつ認知されていない現状があります。
業者も大手企業がバックにあり、しっかりとした基盤のもと真面目に運営しているところもありますが、出会い系サイトと区別のつかないところもあり、利用する場合は慎重に検討する必要があります。
紹介方法はネットで相手を検索し、気になる相手がいれば申し込み、相手がOKであればメールでアプローチしていくのが基本パターンです。幾度かメールでやりとりし、お互いに気持ちが盛り上がれば会うことができます。
しかし、二人きりで会えるまでの道のりは険しく、時間をかけ、根気強くメール交換をしなければなりません。特に最初はメールの中だけのコミュニケーションなので、相手が信用できる人かどうか、実際に会って大丈夫なのかどうか、など慎重に対応しなければなりません。しかもメール交換が続いている段階でいきなり連絡が取れなくなったり、一方的に打ち切られたり、断られたりと簡単に終了するケースも多く、手軽さゆえの落とし穴があったりします。
誠実な行動が取れ、積極的に活用すれば、短期間にたくさんの出会いも期待できます。
また、結婚情報サービスや結婚相談所では必要不可欠な独身証明書、学歴証明書、身分証明などの書類の提出義務がなく、登録審査もありませんので、結婚相手を探すにはかなりの不安要素が残ります。簡単に言うと誰でも利用できるのです。
例えば、既婚者でも結婚が目的でない人でも参加できるのです。相手の身元や素性がわからず、自己申告によるプロフィールの信憑性にも疑問が残りますので、怖い一面があります。良心的な所は任意で書類の提出を求めていますが、義務付けているわけではありませんので、やはり不安要素を完全に消し去ることはできません。
逆に、そこが自然な出会いに近いため、恋愛結婚を望む人に受け入れられているのかもしれません。
費用は、結婚相談所と違い、人の手がかからない分非常に安くなっており、月会費を取るところもありますが、あとはメール交換が成立した時に数千円かかる程度です。中には女性は無料にして女性の参加を促進している所もあります。いずれにせよ誰でも手軽に利用できます。
当然、結婚相手を探す目的で利用している人が多いのでしょうが、結婚相手に必要な情報量が少なく、写真もないところもあるため、理想の結婚相手を探すとなるとなかなか大変でしょう。
最近では出会い系との差別化を図るために、有料で専門スタッフのサポートつけたり、パーティを実施したりと、サービスの向上を目指している所もあるようです。
その手軽さと自由性ゆえに、アイディアしだいで今後もどんどん成長していくと思われます。
ただし、結婚を真剣に考えているのであれば、結婚相談所や結婚情報サービスと平行して活用するほうが無難でしょう。
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ここでご紹介した３業態には、それぞれに一長一短があります。
そしてその分野の中でも、その業者、その会社によっては全く当てはまらない部分もあると思います。それだけこの業界は多種多様化されているのです。
どこもこの業界で生き残るために、日々システムの改善や顧客サービスの向上に努めています。そのせいでイメージも大きくアップしてきました。
ひとつ言えることは、現在の生活に出会いの機会がない人、真面目に結婚を考えている人にとっては、どの業態であっても、うまく利用することで、出会いのチャンスは増え、結婚の早道になることは間違いありません。
少子化問題で俄然この結婚相談所業界は注目されています。今後は益々利用者が増えていくと思われます。これを参考に、あなたも積極的な活用を考えてみてはいかがでしょう？
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 大手結婚情報サービスと小規模結婚相談所の違い
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